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2012年02月04日
桐箱入りのパール~パールの保管方法
桐箱に入っているものといえば何を思いだされますでしょうか?
お宝鑑定団で登場するような
掛け軸や陶器などの骨董品は
桐箱に箱書き(署名)が付いているかどうかで
びっくりするほど価値が変わったりしますネ
何はともあれ
桐は軽くて湿気を通さないため
乾燥や湿気に弱い物品を保存するのに向いています
昔々、浸水被害に遭った伯母の話ですが
水をたっぷり吸収した桐タンスは
しばらくは引き出しを開けることが出来なかったそうです
しかし 日数が経過し、タンスの湿気が無くなると
引き出しはスムーズに引き出す事が出来
保管していた着物は無事だった
ということです
素晴らしき桐パワーですネ
たとえば 真珠を湿気の多い場所に長期間放置しておくと
表面のカルシウムがホンの僅かですが溶けてきます
目でみて分かるほどの溶けかたではありませんが
真珠の輝きが鈍ることに繋がります
逆に 乾燥した場所に長期間保管すると
この季節の私たちの肌と同じで
ひびわれが生じたりします
1度に大きなダメージを与えなくても
乾燥・湿潤を何回も繰り返してしまうと
内部からのひずみによる劣化現象も発生する可能性もあります
ですから・・・
パールの保管に桐箱は
パールの格を上げる為だけでなく
保管方法としても最適なものとなります
お結納とか成人のお祝いとか
かしこまった場合の贈り物でなくても
桐箱入りの花珠真珠は喜んで頂ける事間違い無し!
だと思います
花珠真珠 7.5mm~8mm
花珠鑑別付き(真珠科学研究所)
写真の桐箱入り ¥98,000-
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Posted by hanabusa at 18:03│Comments(0)
│宝石雑学