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2017年07月18日
夏場に多くなる時計の不具合(修理)は・・・

毎日毎日暑いです

熱中症予防に気をつけて、この夏も乗り切ろう!!と多くの方が思っていらっしゃると思いますが
時計修理の現場では夏になると増加傾向にある修理内容があります。

水・湿気入りによるガラス曇り
デス

時計の防水性を上回る水圧がかかってしまうと、時計内部に水分が侵入してしまい
ガラスの内側が曇ってしまいます。

でも!これは意外とご本人が気が付いていない場合が多いようです。
フツーに
「電池交換お願いします

とお持ち込みいただく時計でも、ガラス内側に曇りがある場合が結構あるんです

曇ってしまったガラスは内側から拭きあげればキレイになりますが、問題は機械に湿気が侵入してしまっていること。
今、正常に動いていたとしても
機械に湿気→機械に錆び→時計の不具合
になってしまう可能性が高いので、分解掃除をお勧めしています。

≪結論≫
時計は精密機械です。
水や湿気が入るような環境で時計を使用しないようにしましょう。
防水性の高い時計でも経年によって防水性は低下していきます。
「ガラスが曇ることがある」事を知って、ガラスがクリアでない時は出来るだけ早めに対処してくださいネ
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2017年07月17日
腕時計の電池交換は機械・ケースの状態をチェック♪
毎日、沢山の時計の電池交換をご依頼いただきます 。
裏蓋を開けた状態はこんな感じです。


電池交換をして、時計が動くのを確認してご返却しても、時計がどれくらい正常に動いてくれるか分かりません。
100%分かるわけではないのですが、消費電流・残留磁気などを計測したり、機械の汚れ具合を確認したりして、ある程度機械の状態を診断することが可能です。
時計診断をして、問題がないと判断されれば電池交換をして完了なのですが・・・
上2枚の写真のように、
ケースの汚れが問題な場合があります。
ケースと裏蓋の隙間から汗・汚れが入り込んでしまった状態です。
汚れとサビが見受けられます。
見かけや衛生上の問題だけでなく
汚れ(サビを含む)が機械内部に侵入して機械に悪影響を与えてしまったり
サビによりケースに凹みができて、防水性が低下したりします。
金属バンドのコマを連結するピンが錆びにより痩せてしまって抜け落ちてしまい時計を落下させてしまったり、
逆に錆びによりピンが外れなくなって(固着)しまい、バンド調整や交換が出来なくなってしまうこともあります。
こんな時は時計クリーニング(クオーツ式の場合¥3,000+税)をお勧めします。
機械をケースから取り出し、機械はそのままで、ケースとバンドの超音波洗浄をします。
早め、早めのケアが時計を長持ちさせるコツです。
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2017年07月06日
いつも通りに・・・お仕事開始

日本各地で「これまで経験したことのないような」
という表現であらわされた豪雨。
昨夜から今朝にかけても九州各地で大きな被害が出ているようですし、
まだまだ予断は許さないようで、
これ以上被害が拡大しないよう祈るばかりです。
ハナブサのお店は通常営業です。
(・・・天神のお店は殆どいつもと変わらずデス)
出勤時、車はいつもより混んでいましたが、
朝一番のお仕事として立ち寄った 福岡法務局はガラガラ
多分、ハナブサのお店も今日はお客様が少ない
と予測しています。

普段出来ない仕事をする時間をいただいたと捉え
有意義な一日を過ごしたいものです。
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2017年06月03日
やっぱり!時計クリーニングは必要です^^
2002年にハナブサが始めたオリジナルメンテナンス「時計クリーニング」。
それまでの時計業界では、時計が止まってから、あるいは修理が必要になった時に行う「分解掃除(オーバーホール)」の際に、サービスとして時計ケースや金属バンドを洗うのみでした。
それも高級ブランド時計の場合だけ

肌に直接触れる腕時計はどしても汚れが付着してしまうのに・・・・
汚れが付着したままだと、ケースやバンドが錆びてしまい機能面にも悪影響を与えてしまうのに・・・
毎日沢山の時計の電池交換をさせていただく中から、時計の元気寿命を永くしてあげたい!!!
という熱い思いから始めました

たとえば この記事でご紹介中のエルメス。
電池は切れかかっていましたが、分解掃除はまだしなくても良い状態です。
機械の調子が悪くなって 分解掃除が必要になるまで、ケースやバンドに付着した時計を放置すると・・・

ケースが錆びにより凹み、防水性が低下してしまう危険性がありますし、
バンドのピンが錆びてしまい、バンドが切れてしまう危険性もあります。
汗をかく季節には汗で汚れが溶け出し腕が黒くなってしまうことも・・・


腕にあたる部分も綺麗すっきり

あなたの腕で一緒に時を刻んでくれる腕時計たち
キレイにメンテナンスすれば、素敵な思い出もまた輝きだしそうな気がしませんか?

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2017年05月03日
旅行前の電池交換はお早目に・・・ルイヴィトンの時計
ゴールデンウィーク真っ只中♪ いかがお過ごしでしょうか?
ここで連想ゲームです
ゴールデンウィークといえば・・・・・・
海外旅行

海外旅行といえば・・・・・
旅行鞄

旅行鞄といえば・・・・
ルイヴィトン


・・・ということで本日はルイヴィトンの時計のご紹介です。

写真の時計

電池交換にお持ち込みいただきましたが、消費電流過多で分解掃除が必要な状態でした。
消費電流とは:機械が動くために使用する電気の量のことです。
経年による潤滑油の劣化や湿気入り、汚れ等で消費電流が規定値を上回ると電池切れが早くなってきたりします。
「そろそろ お手入れ(分解掃除)をしてくださいネ」のサインです。
そんな機械の状態をお客様にご説明させていただき、分解掃除を承りました。
分解掃除には電池交換、ケースのクリーニング、磁気抜きが含まれます。
分解掃除は通常1か月近くお日にちをいただいています。
普段使われない時計を旅行前に慌てて探したら止まっていた

電池交換だけすえばよいだろうと時計店に持っていったら分解掃除が必要と言われた

・・・と慌てないように、旅行前・イベント前の時計の電池交換はお早めにされることをお勧めします
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