2017年07月17日
腕時計の電池交換は機械・ケースの状態をチェック♪
毎日、沢山の時計の電池交換をご依頼いただきます 。
裏蓋を開けた状態はこんな感じです。
電池交換をして、時計が動くのを確認してご返却しても、時計がどれくらい正常に動いてくれるか分かりません。
100%分かるわけではないのですが、消費電流・残留磁気などを計測したり、機械の汚れ具合を確認したりして、ある程度機械の状態を診断することが可能です。
時計診断をして、問題がないと判断されれば電池交換をして完了なのですが・・・
上2枚の写真のように、
ケースの汚れが問題な場合があります。
ケースと裏蓋の隙間から汗・汚れが入り込んでしまった状態です。
汚れとサビが見受けられます。
見かけや衛生上の問題だけでなく
汚れ(サビを含む)が機械内部に侵入して機械に悪影響を与えてしまったり
サビによりケースに凹みができて、防水性が低下したりします。
金属バンドのコマを連結するピンが錆びにより痩せてしまって抜け落ちてしまい時計を落下させてしまったり、
逆に錆びによりピンが外れなくなって(固着)しまい、バンド調整や交換が出来なくなってしまうこともあります。
こんな時は時計クリーニング(クオーツ式の場合¥3,000+税)をお勧めします。
機械をケースから取り出し、機械はそのままで、ケースとバンドの超音波洗浄をします。
早め、早めのケアが時計を長持ちさせるコツです。
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