2016年08月03日
防水時計の防水性を過信しないで
夏になると 時計の内部に湿気が入ったり、水が入ったりしてメンテナンスにお持ちくださるお客様が激増します。
機能以上の水圧が時計にかかると時計内部に湿気や水が入ってしまうからです。
まずはご自分の時計の防水性を確認してください。
文字盤上や裏蓋に
①WATERRESIST20bar とか ②WATER RESIST200m と記載してあります。
①は20気圧防水 「日常生活用強化防水」。
水仕事やシャワーから、水上のマリンスポーツや水泳・素潜りなどのシーンに対応しています。
潜水用には使えないのでご注意ください。
②200m防水 「潜水用防水」。
水深200mまで潜ることが可能なダイバーズウオッチです。
でも でも でも
ちょっとまった
時計修理受付現場からみると、防水時計とうたった時計ほど、時計に湿気、水入りしていることが多いのです。
その理由は下記の2つ
原因1) 防水性の低下
定期的にパッキンを交換しなければ防水性は低下します。
裏蓋、リュウズ周のサビや摩耗で防水性は低下します。
ガラスの傷や欠け、接着劣化でも同様です。
これらを回避するには2年~3年ごとのパッキン交換、防水検査が必要になります。
原因2) 単純な操作ミス
リュウズの締め忘れ、水滴が付着したままのボタン操作など
結論!
防水時計を過信しないでください
となります
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