› ハナブサ 時と宝石のブログ › ハナブサ日記 › 形見としての時計のメンテナンス

2011年11月06日

形見としての時計のメンテナンス

形見としての時計のメンテナンス
時計の修理を受け付けていると
「形見なんです」と大事そうに持参され
修理を依頼されることがしばしばあります



形見とは
文字通りその形を見る事で
死んだ人や別れた人を思い出すよりどころとなるもの



遺産・財産と似ているようで実は大きく違います
時計を形見として大切にしていただけるのは
物として寿命の長さだけでなく保管のしやすさ
そして何よりも故人の腕で時を刻んでいた
という視覚的な想い出あるいはイメージがあるからだと思います



私たちがこの大切な時計をお預かりする際
注意することは 形見を受け取られた方のお気持ちです


形見としての時計のメンテナンス
ベルトが壊れているからといって
新品と交換するのが最善の策ではなく
修理したほうが喜ばれる場合
ガラス(風防)やケースについたご使用によるキズは
キレイにした方が良いのかそのままがいいのか
そして 修理不可能な場合や
修理金額が予想以上に高額になってしまった場合は
どのようなご提案をしたらよいか



「時を刻む」という仕事がある時計ですから
動かなければ意味がない??
いいえ!
動いてくれれば 故人と新しい時間をまた積み重ねて
いけるような気がして 心が穏やかになれそうですが
万が一 動かない場合でもやはり捨てられないのでは
ないでしょうか?
写真のように ときおり眺めて故人を思いだす
りっぱな「形見」になります
形見としての時計のメンテナンス
表面に汚れが付いたままですと
サビが進行したり 手があれたりする場合があります
外装をキレイにクリーニングして
輝きをとりもどしてあげるのもひとつの方法になります

形見としての時計のメンテナンス









【ランキング参加中!ブログを応援して頂ける方、下記バナーを“ポチッと”お願いします。】
にほんブログ村 ファッションブログ 腕時計へにほんブログ村 ファッションブログ ジュエリーへ


同じカテゴリー(ハナブサ日記)の記事画像
あけましておめでとうございます
JAPAN SELF DEFENSE FORCE (自衛隊時計 ) 
夏場に多くなる時計の不具合(修理)は・・・
腕時計の電池交換は機械・ケースの状態をチェック♪
やっぱり厄年??? 「紺屋の白袴」 状態
クロノメーターと海賊(パイレーツ・オブ・カリビアンでは・・・)
同じカテゴリー(ハナブサ日記)の記事
 あけましておめでとうございます (2018-01-01 00:01)
 年末年始の営業時間お知らせ (2017-12-30 14:42)
 JAPAN SELF DEFENSE FORCE (自衛隊時計 )  (2017-07-18 15:46)
 夏場に多くなる時計の不具合(修理)は・・・ (2017-07-18 10:03)
 腕時計の電池交換は機械・ケースの状態をチェック♪ (2017-07-17 16:32)
 やっぱり厄年??? 「紺屋の白袴」 状態 (2017-07-13 13:42)

Posted by hanabusa at 18:15│Comments(0)ハナブサ日記
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。