300mで1秒
大正9年に始まった「時の記念日」
「時間をきちんと守り、欧米並みに
生活を改善し合理化をはかる」
ということが目的だったようです
「時の記念日」を提唱した
「生活改善同盟会」が
当時配布したビラには
おもしろい記述があります
<時間の励行には、正確な時計が
第一に必要であります。
正確な時間に合わせるには
午砲 の外に
最寄の電信局及び停車場に行くがよろしい。
午砲は約三町毎に一秒遅れて聞こえますから、
それだけ差し引く必要があります>
というものです
午砲とは
大砲(空砲)で 正午を知らせたものです
その音から 「ドン」 とも呼ばれていました
一町が109.09mですから
およそ
300mで一秒 午砲の音が遅れて聞こえますよ
ということです。
大正9年 まだまだ
ゆったりとした時が流れていたようですね
生活改善同盟の関連記事は
時の記念日はどうして6月10日の答え
和時計や不定時法に関する過去記事は
おやつは三時
時間の感じ方 一年の長さ 不定時法
年賀状と干支と時計
長崎時計?尺時計?
時の記念日キャンペーン詳細は
ハナブサイベント 「時の記念日キャンペーン」
です
お時間がございましたら ご覧ください
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