形見のポケットウォッチの修理~深まる愛着

hanabusa

2017年06月04日 18:32



「2年前に懐中時計の修理をしていただいたのですが・・・」
「もうひとつ時計が見つかって・・・こちらも修理をして欲しいのです。もしも修理が出来ないようでしたらキズだらけの風防(ガラス)だけ交換してキレイな状態で保管したいのです」


そうおっしゃってお持ち込みいただいた時計はかなりの年代物でした。
お話しを伺うと ハナブサにて2年前に修理をさせていただいた時計も、今回の時計もお父様の形見の時計とのこと。
同じような時計の修理が2度目であっても、念の為に精度保証について防水性について、取り扱い上の注意など年代物の時計を修理させていただく場合の注意事項をについて確認させていただきました。

注意事項は全部覚えていらっしゃいましたし、しっかり守ってくださっているようでした。
嬉しい事に、「毎日、優しくリュウズを巻き上げてください」
とお願いしていた事もちゃんと実践されており、

「毎日、巻き上げる事でこれまで以上に愛着が増してきました!」
となんとも嬉しいお言葉

プライスレスな機械式時計の魅力をお客様から教えていただいた幸せな一日となりました。

※写真のポケットウォッチは今回お預かりした時計とは異なります

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