ダイヤが嫌いな「赤毛のアン」
4月の誕生石ダイヤモンド
女性なら誰でも 大好きかと思えば
ダイヤモンドを初めて見たとき がっかりして
泣いてしまった女の子がいるのです
モンゴメリの小説 「赤毛のアン」 の
主人公
アン です
[・・・・あたし本で読んで
どんなものか想像してみて
きっと美しいぼうっと光る紫色の石だろうと思ったの。
ある日、女の人の指輪に
ほんとのダイヤモンドを見た時
あたし がっかりして泣いてしまったの。
もちろん とても美しいには違いないけれど、
あたしの考えていた
ダイヤモンドみたいじゃなかったのですもの・・・・]
まだ少女の
アンはこんなことを言っていました
そして 大人になって結婚が決まったときも
ギルバートが
「真珠は涙をあらわすから・・・」と
ダイヤモンドを薦めたのにもかかわらず
「涙は幸せなときもこぼれるもの・・・」 と
ダイヤモンドではなく
パールのエンゲージリングを貰いました
現在は 殆どのダイヤモンドのカットに用いられている
ラウンドブリリアンカットですが
「赤毛のアン」が書かれた時代に
やっと 発明されたばかりで
まだ 一般には流通されていなかったようです
ですから アンの気持ちも 分かるような・・・
でも その後
15年目の結婚記念日にギルバートからダイヤモンドの
ネックレスをプレゼントされたときは
「キラキラ輝いてとてもきれい」 と 心から喜んでいます
ギルバートと過ごした15年の歳月が
無色透明の輝きの美しさを
わかる女性に替えたということでしょうか
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