夏場に多くなる時計の不具合(修理)は・・・
毎日毎日暑いです
熱中症予防に気をつけて、この夏も乗り切ろう!!と多くの方が思っていらっしゃると思いますが
時計修理の現場では夏になると増加傾向にある修理内容があります。
水・湿気入りによるガラス曇り
デス
時計の防水性を上回る水圧がかかってしまうと、時計内部に水分が侵入してしまい
ガラスの内側が曇ってしまいます。
でも!これは意外とご本人が気が付いていない場合が多いようです。
フツーに
「電池交換お願いします」
とお持ち込みいただく時計でも、ガラス内側に曇りがある場合が結構あるんです
曇ってしまったガラスは内側から拭きあげればキレイになりますが、問題は機械に湿気が侵入してしまっていること。
今、正常に動いていたとしても
機械に湿気→機械に錆び→時計の不具合
になってしまう可能性が高いので、分解掃除をお勧めしています。
ガラス内側を拭きあげた状態
≪結論≫
時計は精密機械です。
水や湿気が入るような環境で時計を使用しないようにしましょう。
防水性の高い時計でも経年によって防水性は低下していきます。
「ガラスが曇ることがある」事を知って、ガラスがクリアでない時は出来るだけ早めに対処してくださいネ
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