いつもと同じでいる事の大切さ

hanabusa

2016年04月24日 12:56



大好きな舅がガンを再発し 回復が見込めなくなってしまった時のこと。

「舅がガンで苦しんでいるのに 私が楽しんではいけない」
「一生懸命に尽くさなければならない」
と、休憩も取らず 早足になり、自転車も猛スピードで漕ぎ・・・
病院と自宅と子供の幼稚園を行ったり着たり・・・で寄り道は一切せず!!
そんな張り詰めた日が続いた時、義姉が看病のため東京から来てくれました。

すると義姉は見舞いの帰りには甘いお菓子を買い、公園でゆっくりしてから帰ってきました。
病院で臥せっている実父の様子に気落ちしないのかと驚いたのですが、翌日 一緒に見舞いに行ったときに気付かされました。
久しぶりに買った 福岡のお菓子の美味しさ、公園で綺麗なお花が咲いていた事などを楽しそうにお話をするのです。
その時の舅の嬉しそうな表情

私が間違っていました
看病は自分の達成感の為にするのではなく、看病される方が元気になるためにするという本質を忘れていたと思います。
病の辛さを理解することは大事ですが、出来るだけ いつもと同じ感性で生活し、その元気をお届けする事が必要なのでは・・・

今から20年以上前の事を鮮明に思い出される今日このごろです。




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