わがままなローマ皇帝たち

hanabusa

2009年02月01日 08:08




今日から2月



2月が28日までしかないのは なぜか? 




話せば 永いのですが 出きるだけ簡単にお話します。
   (ホントはつっこまれると つらいのですが・・・)


大昔は3月が 一年の始まりでした。
   (ローマでは1月2月は 冬ごもりですから)


一年の日数の調整は年末にあたる2月にしていました。

今の暦のもとになった 「ユリウス(シーザー)暦」が 
制定されて 1月を一年の始めとするようになっても
2月末に 日数の調整をする習慣だけは 
残ってしまったのです。



「ユリウス暦」では 1月を大の月として 2月は小の月
3月は大の月 4月は小の月・・・と いった具合に
31日の大の月と30日の小の月を
交互に並ぶようにしていました。



ところが ユリウスの後継者
アウグストゥスが皇帝になり
8月を自分の名前 
August(Augusyus)に改名したことから
そのとばっちりが 
2月に降ってきたのです。



アウグストゥスは自分の名前がついた8月が
ユリウスの名前July(Julius)がついた7月より
短いのを嫌い 8月を大の月に変えてしまい
9月以降の大小の並びも変更してしまいました。



これで 暦の日数が一日多くなってしまったので


また2月で1日へらして



結果・・・2月は28日までとなりました。 




7月8月以外の月も 何人ものローマ皇帝の名前が
つけられたそうですが 今は残っていません。




暦は もう少し専門的な問題になって
時計技能士の検定試験でも 出ることがあるそうです。



今日 ペーパー試験に挑戦する諸君!



頑張ってね!



 

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