２月２４日に地球最接近となる
ルーリン彗星の観測は
２３日２４日の午後１０時から
が適しているそうです。




肉眼でも観測可能ということですし
次に戻ってくるのは　数万年以上先





今夜は星座ウォッチングというのも
ロマンチックですよ　
　　　　国立天文台→http://www.nao.ac.jp/




それで・・・今日は
彗星→夜空→宇宙→トゥールビヨン
ということで
時計の中にある宇宙の話です




「トゥールビヨン」とは
複雑時計のメカニズムのひとつです。
今から２００年以上前は　腕時計がなく
ゼンマイで動く機械式の懐中時計の時代でした。





懐中時計（ポケットウォッチ）を　ポケットにしまい
立った状態のままにしておくと
細く繊細なヒゲゼンマイは
重力を受ける為　下にたわんでしまいます。
潤滑油も偏ってしまいます。




このような重力の影響や油の偏りを解消する
ために考えられたのが「トゥールビヨン」です。




同じ方向に置くことで　重力の影響をうけるのなら
ゼンマイそのものの位置を　絶えず回転させて
しまおうというのです。　




技能士さんが　写真の時計の
「トゥールビヨン」の部分を図に描いてくれました。
中心の軸にささえられて　ぐるぐる円を描くように
まわる天符（ゼンマイ)は　宇宙の中の地球のような
動きをします。




反対側の小さなガンギ車はお月様。
そして　中心が太陽というわけです。



この動きの美しさは
実物をご覧頂かないと・・・
機械が苦手な人でも　ちょっとした
感動ものです。





興味のある方は
６月の「時の記念日」で　実際の動きを見ていただいて
ご説明させていただきます。