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2011年10月06日

アンティーク時計とクラシックカー



時計の修理内容をお伝えするのに
どう表現すればよりご理解いただけるかと
日々格闘しておりますが
今回はアンティーク時計の分解掃除のお話



「アンティーク」という定義は通常100年以上昔の道具
などを指す場合に用います
しかし!時計は20世紀に入ってから発展してきたものですので
本来は「アンティーク」という言葉で表現するのはおかしいのですが
「古時計」と呼ぶのは抵抗があるのでface11
40年~50年前の時計を
「アンティークウォッチ」と呼ぶことが多いようです




さて そのアンティーク時計あるいはそれに准じた古い時計を
修理に出されるとき
技能士が必ずといっていいほどお伝えする言葉が
「精度保証が出来ない」face11という言葉です




手巻きあるいは自動巻きの機械式時計は
古くなったり、固まってしまった潤滑油をキレイにする
分解掃除がメンテナンスとなります
歯車の軸を受ける部分{軸}受け)に現在残っている古い油を洗い流します
当然 洗う前と後では軸上けの穴の状態は汚れた状態から
キレイな状態に変わります



そのために洗う後と前では 歯車の回転に伴う横揺れの量に
変化が出てしまうことがあります
この横揺れの量については洗ってみないと
どの程度の量になるか予測ができません
古い年代の時計の場合 代用部品も無い為
仮に予想以上に劣化が進んでいた場合も
洗うことによってさらに進み、遅れの量が増えることもあり得ます




?????
それでは分解掃除をしなくていいかというと
そうでなく
古い油を洗い流して新しい油に変えることで不必要な摩擦を避け
今後の部品の損傷を最小限にとどめるために
分解掃除は必要になります
仮に精度が落ちたとしても・・デス!!




クラシックカーに置き換えて想像すると
分かりやすいのではないでしょうか?
メンテナンスは必要です
スピードは出ません
エンストすることも考えられます
絶えず 手をかけてやらなければならない場合もあります




どこまで メンテナンスをするか
精度や巻き上げ(しっかりぜんまいを巻いてどれくらい動きつづけてくれるか)を
どれくらいまで期待できるか
やってみなければ結果が出ないことが沢山あります
ですから
アンティークウォッチのメンテナンスは
職人とオーナー様の信頼関係が大切となります








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